# 表題 SHARP Mebius PC-FJ20 における Xfree86 のセットアップ # # 履歴 1999/04/15 小高正嗣 # ■この文書について この文書は SHARP Mebius PC-FJ20 において Xfree86 の設定を行った際の 記録である. ■ハードウェア仕様 SHARP Mebius PC-FJ20 CPU Intel Moblie Celelon 266Mhz memory 128MB SDRAM HDD EIDE 4.3GB video Trident cyber9388 PCI pcmcia Texas Instruments PCI-1211 Cardbus monitor SVGA(800x600) CD-ROM EIDE x24 sound SB 互換 ■ソフトウェア取得先 ftp://ftp.netlab.is.tsukuba.ac.jp/pub/XFree86/3.3.3.1/binaries\ /Linux-ix86-glibc/Servers/XSVGA.tgz ■作業手順 1. X サーバーバイナリの取得 2. XF86Setup による設定 ■作業内容 1. X サーバーバイナリの取得 debian パッケージになっている X のバージョンは 3.3.2.3 である. 付属ドキュメントによればこのバージョンで cyber9388 はサポート されていることになっているが, 実際は起動しない. そこでサーバーだけ最新版(3.3.3.1)に取り換えることにする. linux 側ではネットワークがまだ使えないので, windows を起動し, Internet Explorer で上記サイトからバイナリ(XSVGA.tgz)を取得する. c:/home/odakker/ の下にとりあえずおいておく. これが済んだら再起動して linux を立ち上げる. 2. X の設定 1) tgz ファイルの展開 # mv /windows/home/odakker/XSVGA.tgz /usr/X11R6/ # mv /usr/X11R6/bin/XF86_SVGA /usr/X11R6/bin/XF86_SVGA_3.3.2.3 # cd /usr/X11R6 # tar xvzf XSVGA.tgz 2) XF86Setup # XF86Setup で XF86Config ファイルを作成する. ・マウスは PS/2 ・キーボードは jp106 ・video chip は cyber9388 詳細は自動検出にする. ・モニターは "Extendex SVGA 800x600" を選択する. この設定ではなんとか描画されるが, 画面のちらつきがはげしく実用には 耐えない. そこで次に XF86Config を手で編集する. 3) XF86Config 編集 まずネット上で調べたところ, http://www.yy.cs.keio.ac.jp/~sanpei/Laptop-X/SHARP_Mebius_PC-FJ10 に 1 代前の機種に関する設定があったのでそれを参考にする. 修正が必要なのは Section "Monitor" HorizSync 31.5-37.9 VertRefresh 55-90 Nodeline 40.00 800 840 968 1056 600 601 605 628 +hsync +vsync の行である. これを上述の www を参考に以下のように編集する. HorizSync 31.5-50.0 VertRefresh 28-76 Nodeline 33.00 800 820 936 1024 600 601 603 625 +hsync +vsync なお, 上記 www と若干異なるので注意. ■参考文献 ・http://www.yy.cs.keio.ac.jp/~sanpei/Laptop-X/SHARP_Mebius_PC-FJ10