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2 層モデルを用いた回転球面上の減衰乱流の数値計算

概要

複数の初期場, 幅広いパラメータ設定で, 3 次元球面プリミティブ方程式系に基づく 2 層モデルにおける 回転球面上の減衰乱流の数値計算を行った.

その結果, ロスビー数が大きい場合には 初期場によって赤道付近で卓越する傾圧東西平均風の風向きが変わることがわかっ た. 自転角速度が大きい場合には初期場の依存性が弱く, 自転角速度が小さい場合には初期場の依存性が強いことが示された. 木星のように高回転している場合には, 鉛直構造を考慮しても, 帯状構造の形成 に影響を与えないことが確認された. 2 層モデルでは傾圧モードの影響は小さく, 結果として順圧モデル的であった.

結果


dcmodel Development Group / GFD Dennou Staff dcstaff@gfd-dennou.org
Last Updated: 2008/03/21, Since: 2008/03/10